スタータースイッチ
(2006.03)

 意味があるかなぁ??と以前から考えてきたけれど,付けてみました・・・スタータースイッチ。

えっ,どこ?
純正のまんまやん??

 スマートのスタータースイッチ(イグニッションキー)は,センターフロアのシフトレバーユニットと一体になっていて,レバー位置とのインターロックが組んであります。キーをひねってスターターをオンにしてもRギアではエンジンはかからず,親指の背でレバーをクイッと押してRギアを抜いて(N:上の写真の位置にして)スターターオン。エンジン始動の操作手続きは,結構リズムが良くって,イモビの解除も必要だったりするので,別の場所にスイッチをつける意味なんてないよねぇ。
・・・・と思いながらも,便利になるうまい方法はないかなぁと思案しながら時を過ごす。。。。

 あるとき,とあるブログでみかけたのは,シフトノブに組み込んだスタータースイッチ。ここなら,ギアやキーの操作にも近いし,違ったリズムで便利に使えるかも?

 市販のスターターシフトノブは,ノブの頭にスイッチを組み込んであるみたいだけど,そのままじゃ面白くないし,素人が作るのも難しそう。・・・そういえば,ハンドルスイッチで操作できるようになってすっかり使わなくなったシフトノブのAuto/Manualスイッチ。これを使うのはどうかな?? スターターを起動するのはニュートラル位置だからA/Mスイッチは使わないし。シフト位置との ANDロジックを組めば,走行中に変なことにもならないだろうし。
 シフト位置を読み込んでるシフトコントローラはすぐ近くにあって,入出力ポートがまだたくさん余ってるし,そろそろ試作品から脱却したいと思ってた所なので,ちょうどいいじゃん。

基板の改造点

最新の基板でもA/Mスイッチの情報は取り込んでいなかったので,これを入力できるようにして,新たに出力ポートを設けてリレーユニットに接続。
この出力には,ニュートラル時のA/Mスイッチ入力を出力するようにソフトを変更。
キースイッチのスターター線からパラってこのリレーユニットに接続。スターターコンタクターの電流は計ってないけれど,車両線の太さからみても大容量なので,20Aのリレーを使用。

(2007.07追記)後で良く調べてみると,本体がちゃんとリレーを噛んでいて小さなもので良いことが判明。
この機会にシフトコントロールユニットを最近のタイプに。
これまでもシフトコントロールのみならず,スピードパルスの分周を担ってきましたが,スターターコントロール機能を追加。上側の赤黒線が左のリレーユニットへ。

 さて試乗。
 キーを入れて,IGN位置で止めて(!),追加メータの立ち上がりを待ちながらシートベルトを装着。ブレーキを踏んでシフトをRからNへ。そのまま,A/Mスイッチを押して,エンジン始動。ギアをドライブに倒して,さぁ出発〜! まぁ悪くないリズムかも??

 シフトコントローラを通っているので,ハンドルのA/Mスイッチでも始動可能だけど,キーから離れてるし,始動後にシフトレバーをドライブに操作しないといけないので,手があっちこっち行き来して動作が非効率的。これは使えませんね(笑)。


 でも,この試乗の後,何気なく車に乗り込んで行った動作は,やっぱり長年慣れ親しんだ純正の操作でした。(爆)

Uploaded 2006.03.25
Updated 2006.03.26
2007.07.16

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